1)抽象から具体へ

ページの最初には条文の箇条書きや定義など、一見するとわかりにくいことが並んでいますが、そのあと条文の趣旨や具体例、注意点が書かれており、さらに青い枠中には、よりかみ砕いた解説があります。

わかりにくい記述からわかりやすい記述へという流れを踏んでいますので、最初がわからなくても気にせず、下へ読み進めてください。そうすれば具体例などの解説がわかりやすく書いてあります。

2)優先順位

その項目が日常生活でどれくらい役だつかという観点から、アルファベットで優先順位を付けています。つまり、優先順位が高いほど実践的なことが書いてあります。ただ、1章から順に読んでいくほうが合理的です。そのほうが学術用語との関係で混乱しないからです。

3)条文

著作権法の条文番号はカッコ書きにしています。他の法律の条文の場合は、その名称とともに条文番号を記載しています。六法がない方でも読めるように配慮していますが、条文が手元にあったほうが理解が進みます。六法がない方は、法庫著作権法や、法令データ提供システム(総務省)の著作権法をご覧ください。

著作権法の条文は、平成18年12月22日に公布(平成19年7月1日施行)された最新の条文をもとに解説してます。ただし、放送の同時再送信(いわゆるIPマルチキャスト放送)の円滑化に関する条文については、2008年3月現在では対応していません。近日中に加筆する予定ですが、改正についての詳細は文化庁のサイトをご覧ください。

「私的複製(30条)」とあれば、著作権法30条のことをさしています。他方、「窃盗罪(刑法235条)」とあれば、窃盗罪が刑法235条に規定されていることをさしています。当サイトは著作権法を解説するものなので、著作権法の条文を記載するときは法律名を省略します。

4)判例

判例を必要に応じて紹介しますが、搭載されている判例集や収録されている判例雑誌については省略します。裁判所の判例検索システムや、知的財産高等裁判所の判例検索システムを参考にしてください。

5)文献

文献については略語で記載してます。詳しい情報についてはリンクに書いておきました。

6)注意点

当サイトは、基本的な条文、制度、判例などの知識を示し、その解説をするに留まります。重要論点についても軽く紹介するだけです。したがって、解説内容に学問的価値はありません。