著作権法には以下のような特徴があります。

1)無方式主義

著作権は、著作権の表示や登録などの手続を必要とせずに、著作物を創作することで当然に発生します。このことを無方式主義といいます(17条2項)。…続きを読む

2)相対的独占権

著作権法により、著作者には排他的独占権が付与されています。ただし、相対的なものです(相対的独占権)。…続きを読む

3)権利の束

著作者の権利は、著作者人格権と著作財産権に大別できます(1-1.参照)。そして、これらの権利はさらに、同一性保持権や複製権などに細分化されています(5-1.で後述)。…続きを読む

4)著作権と所有権

著作権が対象としているのは、人の思想・感情が表現されたもの(著作物)であるところ、著作物は情報という無体物です。…続きを読む

5)長い保護期間

著作権の保護期間は、原則として著作者が著作物を創作したときから、著作者の死後50年までとなっています(51条)。…続きを読む